今や日本人の国民食と言っても過言ではないラーメン・・・
そんなラーメンですが、食べるとニキビできやすいって言いますよね。
今回は、本当にラーメンを食べるとニキビができるのか、本当ならどうすればいいのか考えて行きたいと思います。
ニキビができやすいと言われる理由
ラーメンを食べるとなぜニキビができやすくなるのか?
それは、ラーメンを食べると皮脂が分泌されやすくなるからでしょう。
ここで何度も言っていますが(ニキビの原因は皮脂にある)、ニキビは皮脂の過剰分泌により、毛穴が詰まってしまうことで発生してしまいます。
ラーメンには、以下のような皮脂の分泌を促す要因が含まれています。
塩分が高い
ラーメンのスープは塩分が非常に高いです。
物にもよりますが、約6.5gあると言われています。
それがどんな量なのかというと、一日の塩分摂取量は色々な指標があるなかで、だいたいが6g未満が望ましいとされています。
つまり、スープを一杯飲んでしまうだけで、1日分の塩分摂取量を超えてしまうのです。
では、塩分の取りすぎがなぜニキビに繋がるのかというと。
しょっぱいものを食べると喉が渇きますよね。
これは塩分濃度が高まったために、体内の水分を取り込んで濃度を下げようとする働きが起きているのです。
そのため、塩分を過剰摂取すると体内の水分が不足し、喉だけでなく、肌まで乾燥してしまいます。
肌が乾燥すると角質が硬くなりますので、皮脂や汚れも溜まりやすくなります。
それに体内の水分が不足すると、肌を外部刺激から保護したり、角質層の水分が蒸発するのを防ぐ皮脂膜が作られにくくなります。
ですから皮脂膜が作られなくなると、肌の水分が蒸発して、乾燥を加速させ、肌を守ろうと皮脂の過剰分泌を促します。
よって、塩分を取りすぎると皮脂が増え、ニキビが出来やすくなります。
栄養不足になる
ラーメンって一品だけでも、色々入っていて、すごく色々と摂取している気持ちになりますよね。
また、お腹もいっぱいになるので、完全無欠のように感じます。
しかし、実態は高カロリーではありますが、栄養素はそんなに入っていません。
つまり、ラーメンだけの食事となると、タンパク質やビタミン・ミネラルが大幅に不足してしまいます。
ビタミン・ミネラルには、皮脂量をコントロールし、肌を丈夫にする働きがあります。
だからタンパク質やビタミン・ミネラルなどの栄養が不足することでニキビができやすい状態に陥ってしまうのです。
カップラーメン・インスタントラーメンは特に危険
ラーメンの中でも、カップラーメン、インスタントラーメンは生麺に比べてもっと体に悪いです。
理由を見ていきましょう。
麺を揚げている
カップラーメン、インスタントラーメンの多くの麺は、長期保存のために油で揚げている、または加工しています。
そのため、揚げた麺には油が含まれており、その麺を食べると皮脂の分泌に繋がります。
さらに悪いことに、それらの麺の油が酸化され酸化物質になっている可能性もあります。
酸化物質は摂取すると、体内で酵素を不活性化させる可能性があると言われています。
つまり、油による皮脂の過剰分泌と、酸化により皮脂が固まりやすくなり、ダブルパンチで毛穴が詰まりやすくなるのです。
食品添加物がいっぱい
カップラーメン、インスタントラーメンには、味や見た目を良くするために、多量の食品添加物が加えられています。
どんなものかというと、味を良くするための化学調味料、食感を良くするために使用する増粘多糖類、揚げ麺の酸化を防止する酸化防止剤などです。
*こうした添加物にも、厳格に定められた規定により、配合できる量は決まっているため、体への安全性は確かなものとして認められています。
これらの添加物を摂取した場合、消化するためには肝臓による解毒作用が必要です。
この解毒の際に、活性酸素が多量に生まれます。
活性酸素は、不飽和脂肪酸と同様に体を酸化させ、毛穴に詰まった皮脂を硬くし、余計に詰まらせてしまいます。
また、活性酸素にはアクネ菌、黄色ブドウ球菌を殺菌する効果があります。
これだけ聞くといい感じですが、その殺菌パワーがめっちゃ強く、肌の細胞のDNAがダメージを受けるレベルです。
そのため、菌だけ殺すというのはできず、毛穴も一緒に傷つけてしまうため、バリア機能が低下したり、お肌の回復力が低下し炎症が長引いたりちょっとしたことでニキビができてしまいます。
イメージとしては、肌を酸化してボロボロになった鉄パイプみたいな感じで考えてください。
ちょっとした衝撃で壊れてしまいますよね。それと同じで、肌もニキビだけでなくシミやシワを作ってしまったり、コラーゲンを破壊してタルミの原因にもなってしまいます。
恐ろしいですね・・・
ラーメンを比較的に健全に食べる方法(笑)
たとえ体に悪くても、私はラーメンを食べたい!
食べたいですよね。おいしいですもんね。
そんな場合に、普通に食べるよりは体にマシな食べ方を紹介したいと思います。
ちなみに、私はおいしく食べたいので普通に食べてます(笑)。
トッピングもりもりで栄養摂取!
ラーメンは、とにかく栄養の偏りが激しく、ほとんどが炭水化物です。
ですんで、トッピングを追加して栄養を追加しようという作戦です(笑)。
ラーメン屋で食べるときはお金がかかるし、味も変わるしで大変かもしれませんが、インスタントラーメンならできるのではないでしょうか(笑)。
一応ラーメンに合うトッピングで健康的なものを紹介しておきます。
ねぎ
定番のねぎです。
ねぎには、ビタミンC、ビタミンA、βカロチン、カルシウムなどが入っています。
ネギラーメンのように山盛りで乗せましょう(笑)。
もやし
味噌ラーメンにはよく入れますが、意外と醤油ラーメンにも合うもやしです。
もやしには、栄養がないとよく言われていますが、ビタミンC、カリウム、食物繊維が含まれています。
安いので、ラーメンの量増しにもなるのでお勧めです。山盛りで乗せましょう。
キャベツ
北海道ニセコ産/雪の下きゃべつ/10kg【送料無料※九州・沖縄を除く】
キャベツにもビタミンC、カロチン、カルシウムが含まれています。
ラーメンに乗せるときは、もやしと一緒に野菜炒めにしてあげるのがおススメです。
のり
のりです。
のりはビタミンA、B1、B2、カルシウム、鉄が含まれていて、栄養素が豊富です。
海苔ラーメンなんかいいんじゃないでしょうか(笑)。
わかめ
同じく海藻系のわかめです。
食物繊維、ミネラル、ビタミンが豊富に含まれています。
いっぱい入れた方が体にいいのですが、入れすぎるとわかめの味しかしなくなるイメージです。
ゴマ
体にいいと言われるゴマです。
ごまの栄養には、半分が脂質、他にもたんぱく質や、ビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれています。
ほとんど脂質じゃあねえか!と思うかもしれませんが、ごまの脂質は、不飽和脂肪酸であるリノール酸とオレイン酸が含まれています。
リノール酸は、悪玉コレステロールを溶かして排出するのに必要。
オレイン酸は善玉コレステロールの量を維持したまま、悪玉コレステロールの量を減らし、動脈硬化を予防する作用があると言われています。
結局は脂質なので、摂りすぎは摂りすぎで良くないですが、程よく入れる分にはいいでしょう。
ゴマを食べるときは、そのまま食べると、ほとんど栄養が吸収されないようなので、トッピングするときはすりごまを入れましょう。
スープは全部飲まないようにする!
スープには塩分が多量に含まれていると紹介しました。
つまり、スープを飲まなければ、多少は塩分の摂取量を抑えられます。
おいしいスープですが、せめて半分ぐらいで我慢しましょう(笑)。
私は、我慢できませんが・・・
ちなみに、スープ自体も高カロリーなので、飲まないことでだいぶヘルシーになりますのでおすすめですよ。
食べる順番を決める
ラーメンを食べる際は、以下の順番で食べるといいでしょう。
順番
- 野菜
- 肉
- 麺
これは他の食事にも言えることで、野菜から先に食べると、胃をガードする、満腹感が得られやすい、という効果があるのでオススメです。
「一緒に食べるから上手いんだろうが!」というかたは、ラーメンを食べる前に、一品でサラダでも食べておく!なんて方法もいいかもしれませんね。
カップやインスタントはノンフライ麺を
カップラーメンやインスタントラーメンは、長期保存のために油で揚げている、または加工し、その油が良くないと紹介しました。
つまりは、油で加工されていない物を食べればいいという話なわけです(笑)。
という訳で、ノンフライ麺のものを食べれば、油たちを比較的に抑えられるでしょう!
まとめ:おいしさか健康か
以上が、ラーメンを食べるとニキビができやすくなる理由でした。
ラーメンを食べるとニキビができやすくなるのは、塩分の高さと栄養の偏りだった訳です。
しかし、それでも食べたくなるというのがラーメンというもの!!!
比較的に体にマシな食べ方を紹介しましたが、やはりおいしく食べるには、何も考えずに食べたいところ。
個人的には、週一回程度であれば、普通に食っても大丈夫かなというところ。
自分の体の状態と相談して、おいしさを取るか健康を取るか選択するといいでしょう。
おいしくラーメンを食べましょうね(笑)